20歳になったから、ワインを飲んでいる姿がカッコいいからワインを飲んでみたい。
でも、たくさん種類があり過ぎて、どれがいいかわからない。
ワインは勉強してから飲まなきゃいけないの?
そんなふうに思っていませんか?
ワインは勉強してから飲んだ方が良いこともありますが、勉強すると余計にわからなくなるかもしれません(笑)
それより、とりあえず、どれか飲んでみましょうよ。
この記事は、超初心者の方が初めて飲むワインの参考になるかと思い書きました。
1.赤ワインと白ワインは、白ワインから始めよう
2.とりあえず安価な日本のワインから始めよう 3.日本のワインの次はニューワールドワイン、そしてオールドワールドワインへ
1.赤ワインと白ワインは、白ワインから始めよう
ワインには赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなどなどありますが、スパークリングワインはご存じの通り発泡性で、ここに書くワインとは違うので触れません。
ここでは主に白ワインについて書いていきます。
赤ワインと白ワインでは、スッキリしていて口当たりが軽く飲みやすい白ワインがお薦めです。
赤ワインは、ブドウの皮と種も一緒に発酵させるので、渋み(タンニン)があり最初は親しみにくいかと思います。
白ワインは、ブドウを絞った絞り汁から発酵させるため皮や種の渋みが残らず、スッキリしたワインに仕上がります。
ロゼワインはいくつか製法がありますが、ここでは割愛しますね。
それより早く飲みましょう(笑)
2.とりあえず安価な日本ワインから始めよう
数十年前は、ワインは酒屋へ買いに行ったものでした。
ところが、今ではスーパーでも数十種類のワインか並んでいたりしますね。中には100種類ぐらい並べていて、酒屋さん顔負けのスーパーがあったりします。
そんなにたくさん並んでいると、どれを買い物カゴに入れたら良いのかわからなくなってしまいますよね。
僕が初めてワインを買った時は、ワケがわからず「高い方がいいんじゃないか?」と思って、無理して3,000円ぐらいの赤ワインを買って飲んでみましたが、渋くてどこが美味しいのかわからないまま終わってしまいました(笑)
こんな結果だともったいないです。
お酒を飲み馴なれている人ならともかく、お酒をほとんど飲まない人がいきなり3,000円のワインを飲んでも、その良さはわからない場合が多いのではないでしょうか。
その経験からお薦めしたいのは、スーパーで販売しているフルボトル(720ml) 500円以下で買える日本の会社が製造しているワインです。
この種の安価なワインは『濃縮還元ぶどう果汁』に水を加えて発酵させて造られたものが一般的です。
通常、海外ではワインを造る時に加水することは禁止されているので、これは海外から見ると正規のワインではありません。
でも、日本では許されるので、日本のワインに対する規制はかなり中途半端なようですね。
しかも、その原材料を見ると、ぶどう果汁は外国産を使っていたりしますので『日本のワイン』と言えるかどうか気になるところです(笑)
このタイプのワインを最初に薦めるのは批判があるかもしれません。が、初めは飲みやすいワインから…と言うと、それほど的外れではないと思いますので試してみて下さい。
普通のワインのアルコール度数は12%前後のところ、この種のワインは10%前後が多く初心者には飲みやすくなっています。
甘辛度も甘口が多く、これも飲みやすさのひとつだと思いますし、日本人の口に合うように造られたワインだと思います。
特に、お酒をほとんど飲んだことがない方には、最初から楽しめるかもしれません。
反対に、お酒を飲み馴れている方なら、ジュースのように感じるかもしれませんね。
ちなみに、赤ワインは渋みがあり親しみにくいと書きましたが、この濃縮還元の果汁から造られた赤ワインなら渋みはほとんど感じません。
3.日本のワインの次はニューワールドワイン、そしてオールドワールドワインへ
安価な日本のワインの次は、少し上級の日本のワインに進みたいところですが、それはぶどうの品種が日本に偏っているものが多く、世界の中では一般的ではありません。
初めは世界でたくさん使用されているぶどう品種を知って頂きたいので、海外のワインに目を向けてみましょう。
海外と言ってもいろいろな国のワインがありますが、お薦めなのはニューワールドワインです。
ニューワールド(新世界)のワインとは、ワイン造りの歴史が浅い生産国のワインで、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ…などのワインをいいます。
日本もその仲間ですよ。
反対にフランス、イタリア、スペイン、ドイツなどは、ワインの歴史が長くオールドワールド(旧世界)ワインと呼ばれますね。
ニューワールドワインで初めに試してもらいたいのが、フルボトル1,000円以内で買える白ワイン。
この価格帯は軽くて飲みやすいモノが揃っていて、入門ワインとしては適していると思います。
そして、先にお薦めした日本のワインように甘いものは少なく、アルコール度数も普通のワイン(12%前後)と同じなので、グッとワインらしい感じがしますよ。というか、『らしい』ではないですね。ワインですから(笑)
ワインを国で選んでみるのも面白いと思いますが、初めはブドウ品種で選ぶ方が良いでしょう。
今は1,000円以下で販売されているワインでも、ブドウ品種が特定されているモノが多く楽しませてくれます。
ぶとう品種は、よく知られているシャドルネやソーヴィニヨンブランがお薦めです。ラベルに記載されていますから、すぐにわかります。
品種名が記載されていないものは大抵ブレンドしてあるワインで、それも飲みやすいですが、せっかくなので品種がわかるワインで楽しんでもらいたいですね。
例えば、シャドルネとソーヴィニヨンブランを一緒に買ってきて飲み比べると、その違いに驚くと思います。
同じ白ワインなのにこんなに変わるのか?? と。
ニューワールドのワインをお薦めしましたが、オールドワールドのワインが飲みにくいわけではありません。
オールドワールドワインも1,000円以下で手に入るモノがたくさんあります。口当たりはニューワールドワインより、全体的にしっかり、どっしりした感じが強いと思います。
この辺は個人の好みになってくるので、自分に合ったワインを見つけて欲しいですね。
オカネがある方でも、最初は安価なワインからスタートすると楽しみ易いんじゃないでしょか。
詳細は書きませんが、ドイツのワインは甘口が多く他の国のワインと趣が少し違うため、ちょっと後回しにした方が良いかもしれません。
飲み馴れてきたら、ドイツワインはもちろん、その他の生産国やぶどう品種、価格帯などを広げていくと楽しみも膨らんでいきます。
【まとめ】
初めてワインを飲むなら、ワンコインで買える飲みやすい日本の白ワインがお薦めです。
その次は軽めの口当たりが多いニューワールドの白ワインを試してみましょう
ニューワールドの後は、オールドワールドの白ワインで楽しんでみて下さい。
この順番は、あくまでも僕なりの提案です。
個人差はありますが、この順番がワインに近付きやすいかな、と思います。
日本のワインから、いろいろ飲み比べてみたら、初めて飲んだ日本のワインに回帰してみて下さい。
「えっ?」って思うかもしれませんよ。